嵐
2026.06.25
嵐がやってくる。
何度も繰り返したような自責は陳腐化することがなかった。
見知った顔なのに何度だって襲われる。
自分だって責めて否定し続けている自らのことを、誰も求めてはいなかったんだと思うと、必死に自分を言い訳している自分が惨めになる。
何のためにつまらないことを主張しているんだ?
過去の自分を救うため?情けない自分に言い訳をするため?
なぜ自分の存在すらを疑わなければいけないのだろうか。
誰が始めた?誰のせいだった?
分からない、全て分からない。
死なないと決めた根幹が揺るぎ始めているような気がして、短期的なことしか考えられない。
体温が奪われていくあの海のことばかり考えている。
いつかあの海と私の判別がつかなくなったら、私は愛されるだろうか。
でも、あの海にもきっと、嵐がやってくる。